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コンプライアンス問題が発生した企業向け コンプライアンス研修

規則やマニュアルが守られないのには「理由」がある。

企業が数字を追うのは必然。 再発防止に必要なのは「ノー」と言う力。
-すべきは「ノーと言う力の強化」- 
「コンプライアンス違反の心理学とノーと言うための自分学」
コンプライアンス対策の最終ゴールは何か?
・・・社員に違反行為をさせないことです

では、社員に違反行為をさせないためにすべきことは何か?

・・・マニュアルの作成?
・・・規則の厳罰化?
・・・誓約書の提出?

違います。
・・・それでは違反は防げません。

以下の事例を見て下さい。

(A)
「こんなものは受け取れない」。東電のあるOBは原発で働いていた七〇年代、旧通産省の検査官からトラブル報告書を突き返された。「原発に傷があることを記録に残せば、安全神話が傷付く」。OBは「傷を記録に残さないことは検査官も了承済み。あうんの呼吸でやっていた」。臨界事故などが隠蔽されていた期間は、国民が神話にだまされていた期間と言い換えられる。
(2007年3月31日 日本経済新聞)

(B)
岐阜県養老町の食肉卸販売業「丸明」がブランド和牛「飛騨牛」を偽って販売したとされる問題で、同社の吉田明一社長らが二六日、同社内で記者会見し、等級偽装のほか、消費期限切れの牛肉の混入、加工日の改ざんなど三点について偽装指示を認め、謝罪した。・・・一連の偽装を招いた原因について、同社の高木晋吾・総括部長は教育体制の不備や社長以下社員の法令意識の甘さを挙げ、「社長の指示に関して、全面的に覆すのが難しかった」と説明した。
(2008年6月27日 日本経済新聞)

(C)
大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件で、県教育委員会義務教育課の江藤勝由容疑者=(収賄容疑で再逮捕)=が採用試験で不正を働いた理由を「上層部からの指示を断れば出世ルートから外れる」と供述していることが十日、関係者の話でわかった。
(2008年7月10日 日本経済新聞)

(D)
納期が間に合わないとは言えなかった。無理してでも送りたかった」。輸出規制対象だった炭素繊維の板「PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)板」を無許可で輸出したとして書類送検されたクレファインの元管理部長は、警視庁公安部の調べに動機をこう説明した。・・・「台湾商社との取引は優先度が高く、納期へのプレッシャーも強かったようだ」と警視庁幹部。
(2011年12月10日 日本経済新聞)

いずれも、「(せざるを得ない状況に)追い込まれ、断れなくなる」ことで、起こっています。

  • いくら規則を作っても、断れなければ意味がない。
  • いくら誓約書を書かせても、断れなければ意味がない。

そう、社員が「その時」に「実際に断らねば」、違反は起こるのです。

ではどうするか?
・・・仕事を正しくするために「無理を断る」力をつければいいのです。

ではどうやって断る力を育てるか?
・・・3つのポイントがあります。

<ポイント1>
規則や法律の説明ではなく、人間の心理に焦点をあてた研修を行う。
→理由:「行動するか否か」は当事者本人の心理が大きく作用しているから。

ニュースなどで「組織の上位者からの指示があったから(やむにやまれず)やってはならない行動をしてしまった」という告白をしている様子が報道されることがあります。「なぜ断れなかったのか」と不思議に思う視聴者も少なくないと思いますが、それはその状況の中にいないからそう思えるのであって、渦中にいる当事者の心理はそう簡単には断れないものなのです。
人間は自分の周囲を知らず知らずのうちに気にしており、その意識を行動へ反映させています。人ごみの中で周囲の人の顔をジロジロと見ることは憚られますが、サングラスをかけて自分が相手の顔を見ていることを隠せる状態であれば、抵抗無く他人の顔を見ることが出来ます。
つまり、状況や環境によっては自分の内面(気持ち)通りに行動できるとは限らないという側面を我々は持っている。これと同じことがコンプライアンス違反の心理や行動にも言えるのです。

(出典)http://www.cmp-akademeia.jp/2nd/index.html


<ポイント2>
仕組みやマニュアルの紹介/説明ではなく、「組織の論理」に焦点をあてた研修を行う。
→理由:組織の論理は社員の思考を歪め、「それはおかしい」と思っても相手に異を唱えられなくするから。

コンプライアンス違反は、私たちが持っている「普通の感覚」を職場で持ち続けられれば未然に防ぎ得るものです。それは、事故直後の記者会見等で当事者が謝罪していたり、違反を起した会社の従業員への(顔を隠した)インタビューの様子を見れば、容易に想像できます。
しかし組織の論理に縛られてしまうと、その簡単なことが出来なくなります。
会社や上司から発せられる圧力に押し潰された社員は、心身ともに疲弊し、他を気遣う余裕を失い、本来持っていた「普通の人」としての健全な感覚を鈍らせていきます。そして最後には、「自分は不衛生なものを食べたくない」にも関わらず「その自分が他人が食べる食品を不衛生な状態で作る」というような背反が起こるのです。
(出典)http://www.cmp-akademeia.jp/


<ポイント3>
ビジネススキルではなく、「一個の人間としての力」に焦点をあてた研修を行う。
→理由:断るという行為を邪魔しているのは「組織人としての自分、そういう自分の内面」であり、いざという時に実際に断るためには、組織人ではない「本来の自分、本来の自分としての内面」が必要だから。

-コンプライアンス理解の質はその人の成熟度に依存する-
コンプライアンスの要諦は「当たり前のことを当たり前に」「やってはならないことはやらない」など人として当然のことを守るということにあります。
つまり、コンプライアンスに関する能書きをいくら読んでも最後は「当たり前のことを当たり前にやるということだ」に行き着くのです。
人間のエゴや現実の醜い部分から目をそらさず、矛盾を受け止め、それを自力で考え続けることを可能にする「内面の強さと成熟度合い」がコンプライアンスを理解する程度を左右します。
(出典)http://www.cmp-akademeia.jp/5th/index.html


私たちは、不祥事を起こした企業が二度と同じことを起こさないために「本当に断れる力」をつけるための研修を開発しました。

  • 貴社の社員は社長の指示を断れますか?
  • 貴社の社員は出世ルートから外れるであろうことを知った上でもノーと言えますか?
  • 貴社の社員は納期が間に合わないと上司や取引先にきちんと言えますか?

規則や誓約書でコンプライアンス違反を防ぐことなどできません。
いざという時「毅然と断る」すなわち「本当にノーと言い、再発を防ぐ」ためには、社員の「内面の強化」が必要なのです。

対象 1.規則はあったが問題が起きた企業。
2.マニュアルはあったが問題が起きた企業。
3.誓約書を書かせたが問題が起きた企業。
4.教育を行っていたが問題が起きた企業。
5.監査を行っていたが問題が起きた企業。
6.罰則はあったが問題が起きた企業。
7.職場でチェックはしていたが問題が起きた企業。
8.上記以外の対策を行っていたのに問題が起きた企業。
内容 お問い合わせ下さい。
備考

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★研修企画のご参考に★
 -コンプライアンスを少しだけ深く考えてみる-

(その1)

金融庁は24日、AIJ投資顧問に対し業務停止命令を出しました。
資産の運用を開始して以来、顧客に最大で240%の利回りを確保していると虚偽の説明をし、あげくに年金資金の多くを消失させたからです。(2012年2月24日報道による)

この違反の原因その本質は何か?
違反の原因は「嘘をついたという行為」であり、本質は投資顧問業を営む彼らによる「嘘の二重帳簿管理」です。

嘘には2種類の嘘があります。
「白い嘘」と「黒い嘘」です。

白い嘘とは「自分以外の何ものにも被害を及ぼさない嘘」です。
黒い嘘とは「自分以外の何か/誰かに被害を及ぼす嘘」です。

http://profile.ne.jp/w/c-62290/


彼らはなぜ黒い嘘をついてしまったのか?
 「嘘をついてはいけない」という常識を「二重帳簿」で管理していたからです。

二重帳簿による管理とは嘘を本音と建前で使い分けること。

ではなぜこんなことが起こるのか?

  • 「嘘をついてはならぬけれども、現実はそうとも限らないから「所詮は建前だ」とどこかで流してしまう」からです。
  • 「心のどこかで「所詮は建前」と思っているから、「嘘をつく」という行為に対する罪悪感が湧いてこない」のです。

AIJ投資顧問が虚偽の説明をして顧客を騙した原因と本質は、規則でもなくガバナンスでもない。
それは「二重帳簿による嘘の管理」という人間心理にあるのです。

(中沢努「ニュースの哲学」から抜粋) http://profile.ne.jp/w/c-68365/

(その2)

不適切会計が問題になっている東芝。新聞にこんなことが書いてありました。

[引用開始]
東芝は大手企業で真っ先に委員会設置会社に移行し、大手法律事務所も模範企業として紹介することが多かった企業統治の優等生だ。
(中略)
同社の財務部門経験者に聞いてみた。 例えば、問題の「スマートメーター用通信システム」は255億円もの利益修正(修正額全体の約半分)を迫られる見通しだが、このOBは「下から上がる費用や利益予想を見て、誤りや不正の可能性を見破るのは困難」と話す。
[引用終わり]
日本経済新聞(朝刊) 2015/6/22

記事の通りだとすると、大事なのは「現場」です。
では、現場の何が問題だったのか?

現場が「コンプライアンスを勘違い」していたのではないでしょうか?

「コンプライアンスに関する大きな勘違い」

コンプライアンス研修やコンプライアンスコンサルティングをやっているとこんな言葉を耳にします。

『先生、こういう時はどうしたらいいんですか?』
『先生、こんな社員がいた時はコンプライアンス部として何と答えればいいのですか?』
『先生、法令順守も分かりますが、きれいごとでは済まないのが現実。現場の人間にそんなこと言っても聞きやしない』

こうみなさんがおっしゃる度に私は思います。
「ずれているなぁ」とか「うぅん、違うんだけど」と。

【何が正しくて、何が正しくないのか?】とか【こういうことをしていいのか、いけないのか?】という疑問に対し、みなさん答えを探そうとしますが、その時ほとんどの人は「誰かの意見」を求めます。
例えば「識者の意見」や「マニュアル」や「法令」...など。

それが悪いことだとは言いませんし、間違っているとも言いません。「誰かの意見」は大切です。
でも「誰かの意見」を聞き、それで「じゃあこれでいいんですね」と済ませてしまうのは間違いです。

なぜでしょうか?
答えは<倫理の解答は「自分の外側には無い」>からです。

出所 (『月刊総務オンライン』 コンプライアンス教室(第8回)

http://bit.ly/1eCH4P5


現場の人たちは、
・・・【こういうことをしていいのか、いけないのか?】という疑問を自分自身に問いきれたのでしょうか?
・・・どこかで自分を誤魔化し、逃げてしまったのではないでしょうか?

東芝の現場に必要なこと。
それは「意識を変え、倫理の本質を実践する」、ことだと私は考えます。

(出所) 「不適切会計-東芝の「現場」の問題点」 http://profile.ne.jp/w/c-157453/



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